Making of SimCity4 Map ~景観都市“Romanesk”の都市開発記録~
“Romanesk”メイキング 第5日目
2009.04.01 Wednesday
架空の歴史背景を添えて見る、街の全景と各地のスナップです。
※ 今回だけはLightViewを使わず、サムネイルをクリックして見る詳細画像は、原寸のまま低圧縮・高画質で載せています。
※ 1枚につき、600KB~1.2MB 程度あります。ご注意下さい。
■街の中央に位置する、宗教象徴的建築
かつてローマ世紀頃に宗教都市として栄えた、その象徴的遺産。それが市の中央に位置する寺院で、寺院が生活の中心にあるよう都市計画が組まれた。法王が市政を執り行い彼ら聖職者に絶対的な権力があったが、やがて内乱が起き、その権力は市民によって取り去られる。だが数百年が過ぎた今でもその信仰は衰えることなく、市民の厚い信望を集め、毎朝五時に行われる寺院の長による礼拝には、多くの市民が参加する。季節を問わず、たくさんの参拝客・観光客が訪れ賑わう。
■労働者の町として生まれた下町
比較的富裕層の多い寺院中心部とはうってかわって、古くは彼らに従属する奴隷、また労働者層が住む町として独自の発展を遂げた。今では市一番の規模を誇る旅客駅を擁し、列車に揺られながら歴史ある街並を眺める旅行客の笑顔が止まない。
■大地の遺志が遺した王城
千二百年程前、火山の溶岩流が流れ込み、切り立った崖と低い土地に分断され、海へと続く道(※河)が走り、現在のような地形になったとされている。険しい山岳には不似合いなほどに立派な様式美を誇るこの城は、地形が変化する以前の、古代に建てられたとの説が有力である。当時の火山の規模は相当なもので、相応の城下町も存在したと考えられるが、それらが全て溶岩に飲み込まれて化石となっていながら、王城だけがほぼ無傷で残っているのは奇跡としか言いようがない。
現在のところ、王族の子孫は残っていない。城の所有権利者は市であり、住み込みの管理人が入れ替わり従事している。冬には厳しい吹雪が吹き荒れるが、夏の気候は比較的落ち着いており、山登りが大好きな観光客が訪れる。
■魔女が棲む谷
街から遠く離れ、高地から深い谷で阻まれた向こうには、魔女が棲むと云われる屋敷が在る。ここは隔絶した土地であり、崖に橋を架けた跡が全く見られないことから、どのようにしてあの屋敷が出来上がったのかは謎とされている。市民の中には深い夜、屋敷に灯る光を見たという者もおり、魔女の怒りを買うことを恐れ近付く者はほとんどいない。
■歴史のある都市に建設された宇宙開発研究施設
この都市の安定した治安と気候風土。先進国の宇宙開発計画担当者が幾度もこの街に訪れ、7年の歳月を掛けてこの街への建設を取り付けた。建設開始から竣工までは10年を要した。施設へ向かう道へは厳しく検問が敷かれ、電力・水道・通信などが整備され街からは独立しており、従事する者たちが快適に暮らせるようになっている。
全5回になりましたが、"Romanesk"の都市開発記録はここで終了です。 開発期間は2008年1月中旬~5月初旬、およそ4ヶ月。主に土日。最初の頃は1年間くらいで考えていました。(完成させたつもりはなく、もう少し手を入れて納得のいく形に仕上げられたらと思ってはいますが…)
都市開発の後半になってからですが、デフォルトの「現代ヨーロッパ風建築」でも、配置次第で充分に映える景観ができることに気付きました。「歴史的建築物」チェックを使い、統一感のある街並みを作ることは基本です。色々と試していくうちに、やはりマス目からは逃れられないなと感じましたが、マス目からの脱却こそが「SimCityらしい絵」を離れたリアルさへの道ではないでしょうか。
1つのマップに詰め込みすぎた感はあります。地域レベルでの都市開発は最初から捨て、この1つのマップに集中して作ってはいました。都市の中心的存在であるはずの寺院がある地域は、初期の開発にありがちな作り込みの甘さが目立ちます。開発の手があまり入っていない地域もあります。そもそもこんな海の真ん中に電波望遠鏡を置くのはありえないとか、リアリティより「らしさ」で誤魔化した場所もあり、課題は多いです。
細部よりはマップ全体を眺めたときのバランスを重視。(絵を描いていく手順と同じ)またSimCityらしい視点というと神のように上空から眺めた視点になりますが、それよりも、その場所に立っている人々の視点から見た景観をより考えていました。中央の寺院を出て、緩やかに下るメインストリートから見る海はどんな風に写るだろうか、のように。(SimCityの建物はその特性からか高層すぎるものが多いです)
なお、使用しているMOD・BAT・LOTは全て、他者の作品です。私はそれを組み合わせたに過ぎず、オリジナルのものは1つもありません。公開されている作品は日々増え続けていて、とても追いつけないくらいです。
番外編として、実在する歴史的建築物のBATについて書きたいのですが…時間が取れないかもしれません。
■最終的に選んだテラインMod
テラインは作り始めた頃から入れ替えてばかりでしたが、イメージに沿ったものとして最終的に以下のものを選びました。ファイル数が多くこれで揃っているか、少し不安だったりしますが。
- 大地(Base)・砂浜(Beach)
- 「Columbus Textures for Jeronijs Mod」
- CP_TerrainTextures_No1.dat
- CP_ColumbusRockTextures.dat
- CP_ColumbusBeachCliff.dat
- 岩肌(Rock)
- 「PEG Rock Mod 1」
- Gray-Rock_205.dat
- 積雪(Snow)
- 「Meadowshire Terrain Mod」
- CPT_No5_RockTextures_MissouriBreaks_EssentialButInterchagableWithOtherNo5.dat
- CPT_No6_MeadowShireTerrainController_Essential.dat
- CPT_No6_zzMeadowShireTerrainController_LowerSnowPatch.dat
- 海(Sea)
- 「Joergs Water Mod(Joergs Water Pack)」
- medeteranian.dat
■その他、使用した各種BAT・LOTの残りを総まとめ
- 遊歩道・公園
- 「BSC Parks V2」, 「Trail Park Jeronij」, 「JRJ Park Fences Revised」
- 公園
- 「BLaM FC Celtic Plaza 4」, 「緑の公園5個セット」(公園の模様が表示されない不具合あり)
- 河川
- 「BSC Brick Canals」シリーズ
- 農地
- 「Plopable Farm Field Pack」(1マス毎にコストが発生するので注意)
- 宇宙開発地下施設(ドーム)
- 「LNGタンカーSET」, 「宇宙港SET」
- 電波望遠鏡
- 「MarlinII Radio Astronomy Dish」
- 軌道エレベータ
- 「Space Elevator」
- 灯台
- 「PEG Lighthouse Island」
- 護岸(宇宙開発施設へ繋がる道路)
- 「JRJ Breakwater Set」
- 護岸(宇宙開発施設本島)
- 「JRJ Shore Conforming Sea Walls 2007」
- 検問所
- 「DHGated Entrance」
- 検問所(見張り台)
- 「Frogface Watchtower」
- 検問所(道路標識)
- 「Electronic Toll Booth」
※チート系のMODは極力使っていません。
人口は約63000人。SimCity4 Pluginsフォルダの総容量は312MB。PC環境は3~5年前の水準でシングルコアCPUですが、都市開発中に強制終了する等、トラブルが発生することはほとんどなく安定していました。
また気が付いたことがあれば、適宜追加・訂正します。(MOD情報の抜けなど)